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大京 人財採用に「録画面接」 デジタル面接プラットフォーム採用

2017.09.04 15:50

大京 人財採用に「録画面接」 大京(東京都渋谷区)は先月30日、タレンタ(東京都渋谷区)が提供するデジタル面接プラットフォーム「HireVue(ハイアービュー)」の利用契約を締結し、9月より大京グループの総合ビル管理事業を手掛けるオリックス・ファシリティーズ(東京都港区)の中途社員採用で「HireVue」の「録画面接」を導入した。
 「録画面接」の概要は次の通り。応募者は人事担当者があらかじめ設定した質問に対し、自分の答える姿を録画し、専用サイトに保存する。人事担当者は専用サイトに保存されたその動画をもとに選考するという仕組みだ。面接にかかる時間や場所の制約が少なく、効率化を図れることが特長となる。大京グループは2016年10月に中期経営計画「Make NEW VALUE2021~不動産ソリューションによる新・価値創造~」を策定し、既存事業の強化に加え、新たに6項目の重点テーマに取り組むことを打ち出していた。事業規模の拡大に向けた「人財の確保」のために積極的な採用活動を実施してきた結果、面接日程調整や面接実施に費やす時間が増え、人事担当者の負担増が課題となったという。そこで「HireVue」を導入することで、時間や場所を問わず面接可能な環境が整い、選考スピードが向上することで選考プロセスを最適化できるほか、採用担当者の負荷軽減にもつながると判断し、地方都市での採用の多いオフィックス・ファシリティーズで導入することになった。今後、中途採用での導入効果を検証したのち、「録画面接」の適用範囲をグループ各社の中途採用や新卒採用に拡大するほか、「ライブ面接」の導入も検討する予定だという。




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