週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

森トラスト 新ビル事業戦略「コミュニティスペース」開設

2017.09.25 11:03

スタートアップコミュニティ運営会社と共同展開
 森トラスト(東京都港区)は20日、Creww(東京都目黒区)と共同で、企業のオープンイノベーションサポート機能を充実させたコミュニティスペースに10月30日に開業すると発表した。
 森トラストはオフィス事業における新たなコンセプト「Creative First」を掲げ、東京の国際競争力強化に資する次世代を見据えたビジネス拠点づくりを目指している。新たなオフィス事業戦略の第一弾として「城山トラストタワー」4階にフリーアドレスのコワーキングスペース、プライベートオフィス、ミーティングルームで構成するコミュニティスペース「dock―Toranomon」を開業することにしたという。
 スタートアップ企業と大手企業とのオープンイノベーションによる新規事業創出に関する豊富なノウハウを有したコミュニティマネージャーが常駐することが特長と。新規事業創出支援や、利用者間の交流、コラボレーションなどを促進する充実したアクセラレータープログラムを提供する。
 共同運営会社であるCrewwは約3000社のスタートアップ企業が登録し、400件超の大企業とスタートアップ企業の協業を実現した実績を有する国内最大級のスタートアップコミュニティを運営している。同施設はCrewwが10月より開始する共有オフィススペース運営事業「docks」の第一号施設という位置づけだ。施設規模は延床面積約776㎡。アンティーク調の家具をアクセントに気分や用途に合わせてラウンドテーブルやソファ席など自由に選択できる開放感あふれるコワーキングスペースをはじめ、10人~18人席までミーティングルームが6室。契約者専用の施錠可能なプライベートオフィスは2人~6人席まで15室を用意する。




週刊不動産経営編集部  YouTube