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三井ホーム 独自の技術で工期6分の1 木造「スマート倉庫」
2017.09.25 10:25
三井ホーム(東京都新宿区)は20日、グループ会社の三井ホームコンポーネント(東京都中央区)が木造軸組工法による「スマート倉庫」を開発、販売を開始すると発表した。
従来の簡易型倉庫は荷捌場をはじめとした製品の一時仮置場や外部作業場など幅広く活用されてきたが、主に鉄骨パイプ等を用いたものが主流だった。今回開発した「スマート倉庫」は木材を構造材とし、三井ホーム独自開発のステンレス製接合金物「コネック」で接合した「コネックトラス」を用いることで、最小限の柱・壁で十分な強度と耐久性を有し、大空間を実現することが可能になった。 従来の2×4(ツーバイフォー)工法による木造倉庫に比べて重量は約4分の1の軽さ(1376KN/㎡)となり、工期は約6分の1に短縮(約3週間)。コストは坪単価約15万円~、2分の1ほどに抑えられる。