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三井不動産が米国での事業拡大加速 サンフランシスコで賃貸住宅を開発
2017.10.09 15:05
三井不動産(東京都中央区)は、米国子会社を通じてサンフランシスコで賃貸住宅事業に参画。米西海岸での賃貸住宅事業は計4物件、米国全土では計7物件となる。同社グループは米国内の複数都市において事業を拡大しており、今後も更なる事業機会の獲得を目指している。
サンフランシスコ市近郊のウォルナットクリーク市で開発される「(仮称)ウォルナットクリーク トランジットヴィレッジ」、サンフランシスコ市で開発される「(仮称)22テキサス」はともに、近隣に公共交通機関が整備され、高い交通利便性を備えた立地となっている。各プロジェクトの共同事業者は豊富な開発実績を持つデベロッパーであり、同社が日本で培った住宅開発のノウハウと共同事業者の現地での事業ノウハウを最大限に発揮し、計画を進めるとしている。
ウォルナットクリーク市は、市内にサンフランシスコベイエリア有数のショッピングモールがある良好な住宅地。また、近年はサンフランシスコ市内への公営高速鉄道を利用する通勤者による居住が増加している。開発する物件は「ウォルナットクリーク」駅に隣接しており、高い交通利便性を有している。サンフランシスコ市内からは、車で約25分、公営高速鉄道では約35分の距離に位置している。南北2街区の中に各2棟ずつの計4棟を建設し、足元には生活利便性の高い店舗を誘致予定。敷地内にはプールや入居者用ラウンジなど豊富なアメニティも備える計画となっている。