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野村不動産アーバンネット 首都圏「住宅地価格」「中古マンション価格」動向調査

2017.10.16 13:54

横ばい・値下がり地点が増加
 不動産価格が転換点を迎えている。過熱感が指摘されていたなかで、最新のレポートで首都圏における住宅価格、中古マンション価格の横ばい・値下がり傾向が現れてきている。

 野村不動産アーバンネット(東京都新宿区)が、今年10月1日時点の首都圏の「住宅地価格動向」、「中古マンション価格動向」の調査結果を発表した。「住宅価格」、「中古マンション価格」ともにエリア平均の変動は2013年7月の調査以降、連続してプラスを維持している。 
 7~9月期の住宅地価格は平均0・0%の変動率。四半期平均で「値上がり」を示した地点が7・6%(前回13・3%)、「横ばい」が82・9%(前回78・5%)、「値下がり」が9・5%(前回8・2%)となり、横ばい地点と値下がり地点が増加、値上がり地点が減少した。エリア別の平均変動率では、神奈川、千葉以外のエリアでプラス。 
 中古マンションの価格は変動率0・0%(前回0・1%)。四半期比較で「値上がり」を示した地点が9・6%(前回15・5%)、「横ばい」が79・5%(前回74・9%)、「値下がり」が10・9%(前回9・6%)となり横ばい地点と値下がり地点が増加した。
 調査エリアは東京都区部、都下、神奈川県、埼玉県、千葉県の5つで、調査は1998年から行っている。




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