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ミサワホーム 土地オーナー向けの新たな資産活用提案

2017.10.16 13:42

一棟借り上げで女性専用シェアハウスを建設
 ミサワホーム(東京都新宿区)は12日、土地オーナー向けの資産活用として、一括借上システムによるシェアハウスの運用の提案を開始すると発表。更に同社が企画・設計・施工を担い、ミサワホーム不動産が一括借上で管理する女性専用のシェアハウスが、東京都杉並区に完成した。
 資産活用提案の充実を図るミサワホームは、土地オーナーの資産価値を最大限に生かすために賃貸住宅から医療・介護、保育といった施設まで、市場ニーズや地域特性、立地などの幅広い観点から最適なメニューを提案している。そのような中で敷地条件に対応させる設計力やデザイン力など長年培ってきた戸建住宅のノウハウが活用できるシェアハウスに着目し、昨年東京都内でシェアハウスを建設した。
 これを賃貸管理業の拡充を目指すミサワホーム不動産(東京都新宿区)が所有・運営することで、入居者管理や運営ノウハウの蓄積に取り組むと同時に、シェアハウス向けの一括借上システムの展開を検討し、一般的な賃貸住宅と比べて屋内の共用部分が多く、入居期間が比較的短期になるシェアハウスの特徴を踏まえた運用内容を決定・提案を開始することになった。  
   今回完成したシェアハウスは、複数の賃貸住宅を経営する土地オーナーの新たな資産活用策として、ミサワホームが企画・設計・施工を担い、ミサワホーム不動産が一括借上で管理する。女性専用で、閑静な住宅街に馴染む2階建てとし、デザイン性の高い外観及び内装・設備を備えることで質の高い生活空間を提供可能にした。
 今後も長年培ってきた住まいづくりと蓄積してきたシェアハウスに関するノウハウを活用し、新築のみならず既存住宅の活用策としてもシェアハウスを積極的に提案していく方針。また、土地オーナーの資産価値向上、賃貸用不動産の安定経営などに向け、幅広く提案できる企業を目指す。 




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