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リストグループ フィリピンへ積極投資
2017.11.06 17:46
リストグループ(横浜市中区)は、フィリピンへの開発投資を積極的に行うと発表。先月30日に帝国ホテルでフィリピンのドゥテルテ大統領とスービック湾の大規模開発プロジェクトに参画する調印式を行った。
スービック湾はアメリカ海軍の主要基地として使用された後、1992年にフィリピンに返還。現在はフィリピンの特別経済特区に指定されており、SBMA(スービック湾都市圏開発庁)管理のもと、金融センターや複合リゾート地に再生する計画が進行している。また、湾岸に面している利点を生かし「スービック湾自由貿易地域」として海外企業の誘致や貿易拡大を図っている。今回のスービック湾大規模開発プロジェクトは総額15億円を見込んでいる。
同社グループでは、スービック湾の大規模開発以外にも世界のベストビーチに選ばれたリゾート地として屈指の人気を誇るボラカイ島に高級コンドミニアムを現地デベロッパーと共に開発するプロジェクトを計画中だ。同社は「営業拠点として既に稼働中のフィリピン、シンガポール、香港をはじめとするグローバルネットワークを生かしたマーケティング活動と開発投資の相乗効果によりフィリピンの地域活性及び経済発展に貢献してまいります」としている。