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エービーシー商会 合成樹脂系塗り床材専用下地補修材を開発・発売
2017.11.13 12:05
強度向上させ破損を防ぐ
建材の開発、製造、輸入、販売を行うエービーシー商会(東京都千代田区)が、合成樹脂系塗り床材の下地施工に最適化された下地補修材「ベーフィックスラップ」を開発し、販売を開始した。
ベーフィックスラップは、コンクリート床に合成樹脂系塗り床材を施工する際の、下地補修用特殊ポリマーセメントモルタル。従来のエポキシ・ウレタン樹脂系塗り床材に比べ、防塵塗装への適合度もアップしている。
合成樹脂系塗り床材をコンクリート床に施工する際、下地補修は重要な工程とされている。しっかりとした下地があってはじめて、塗り床材の性能が発揮されるのである。
しかし従来の一般的な左官補修材はコンクリート表面を平滑に補修しても強度が不十分なため、使用状況によっては補修材そのものが破損することがあった。下地の破損は塗り床材の剥がれや浮きにつながり、問題となることが多い。
ベーフィックスラップはコンクリート床の擦過傷痕や軽度の雨打たれを修復したうえで、優れた強度によって下地の質を高めることが可能。下地自体が充分な強度を持つため、合成樹脂系塗り床材本来の性能を発揮できる平滑な下地を形成することが可能。
エービーシー商会では本製品の売上目標として2年後に1億円をかかげ、ゼネコンや左官業者への提案をすすめていく。また下地補修材をシリーズとして展開していき、今後も建設現場のさまざまなニーズに応える製品を開発していくとしている。