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飲食店や駅窓口の空き状況を一目で デジタルサイネージの実証実験開始

2017.11.13 12:01

 JR東日本旅客鉄道(東京都渋谷区 以下、JR東日本)と飲食店等の空席情報配信サービスを行うバカン(東京都千代田区)が、さいたま市の「大宮」駅構内のレストランやカフェ、緑の窓口などの空き状況を表示するデジタルサイネージを設置する実証実験を行う。
 実験は11月20日~来年1月31日。来店者の店舗への移働状況や満足度の計測も行う。
 実験に用いられるサービスはバカンが開発した。店舗等に設置されるセンサーやカメラの画像解析、また管理者の手動入力などによって得た空席や入店待ち情報をクラウドで一括管理し、デジタルサイネージやモバイル端末に表示。クーポンの発行も行う。
 デジタルサイネージは、11月20日から26日までは「大宮」駅西口イベントスペースに、27日から来年1月末までは同駅中央コンコースに設置される。クーポン利用者や一般客へのアンケートを行い、満足度や来店数の増減などを調査する。
 バカンのサービスを利用した同様の実証実験は横浜市の商業施設「相鉄ジョイナス」と「高島屋横浜店」で行われてきたが、JR東日本との実験は初。駅窓口を対象とした実験も初めて。

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