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大京穴吹不動産 ARホームステージングサービス提供開始

2017.11.13 11:59

 大京穴吹不動産(東京都渋谷区)が、AR(拡張現実)技術を活用したホームステージングサービスを11月10日から開始した。
 ホームステージングとは実際の物件に家具や小物を配置してインテリアコーディネートを行い、モデルルームのような状態で内覧すること。物件を強く印象付けられる手法として、中古物件や既築物件、リノベーション済みの物件など、住宅販売の現場ではひろく行われるようになっている。このたび大京穴吹不動産が開発した「ARホームステージングサービス」はAR技術を応用し、このホームステージングを仮想的に行って実際の部屋に家具や小物が配置してあるように見せる仕組み。
 ARホームステージングサービスに使われたのはグーグル社の空間認識技術「Tango」。Tangoをホームステージングに活用したのは今回が初。3Dデータで作成された仮想の家具や小物の画像を実際の部屋の画像と合成してスマートフォンの画面に表示し、内見の際は室内を歩きながら自分の好きな場所、角度から見ることができる。室内の「模様替え」も簡単にでき、同社の住宅販売をサポートする。
 またサービスの提供にあたり、間取りや家具の配置シミュレーターの開発を行うリビングスタイル(東京都新宿区)が、サービスの満足度や表示される家具の追加、端末の操作性などの検証を行う。

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