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コスモスイニシア アパートメントホテルブランド発表
2017.12.11 17:24
「暮らすように滞在する」をテーマに
3000万人に迫る勢いで増える訪日観光客数。この需要を狙い、各社ホテル開発に注力する。そのなかで「泊まる」だけから、新たな嗜好のホテルが登場した。
大和ハウスグループのコスモスイニシア(東京都港区)が、都市部の宿泊施設としては事例の少ないアパートメントホテルブランド「APARTMENT HOTEL MIMARU」を発表。年々増加する訪日外国人旅行者の約6割が家族や友人などのグループで、そうした外国人旅行者の中長期滞在に対応したアパートメントタイプのホテルとなる。「暮らすように滞在する」をテーマに、客室内にはミニキッチンや調理器具などを常備。共有部にはランドリールームなどが備えられ、ホテルフロントの多言語対応や通話かけ放題のスマートフォン貸出などのサービスが提供される。
第一弾となる「MIMARU東京 上野NORTH」は来年2月8日にオープンする予定。客室は34・14㎡から52・61㎡までの全40室。料金設定は平均3万円であることからグループでの宿泊の場合、割安。なお、大和ハウスでは今後も東京、京都、大阪などの都市観光スポットに優れたアパートメントホテルの開発を展開し、オリンピックイヤーである2020年までに1500室の提供を目指すという。