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東京ビルヂング協会 「上野フロンティアタワー」の内覧会開催
2017.12.11 17:41
定員40名を超す参加者
ビル業界に携わる企業やメーカー、不動産オーナーなどが協会員に多い日本ビルヂング協会。特に東京ビルヂング協会は定期的に会員を対象とした内覧会を開催しており、直近では「日比谷パークプレイス」や「赤坂インターシティエア」でも行われた。さて、今回の内覧施設はどこか。
東京ビルヂング協会(東京都千代田区)が主催する協会員向けの見学会が6日、「上野フロンティアタワー」で行われた。
「上野フロンティアタワー」は松坂屋上野店南館の建替えに伴い建築され11月4日にグランドオープンした、東京メトロ銀座線「上野広小路」駅直結の複合商業ビル。従前の上野御徒町エリアにはない地上23階地下2階の大規模複合開発ということから新たなランドマークタワーとしても注目されており、最新鋭のオフィス環境が整った12~22階のオフィスフロアをはじめ、下層階の商業フロアに「PARCO―ya」や同エリア初のシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」が入る。
内覧会はテナント入居前の15階からスタート。
当日は見学会の開始に先立ち事業主の大丸松坂屋百貨店(東京都江東区)不動産事業部の齊藤孝明氏による施設説明が行われ「単なる再開発工事によっての竣工ではなく周辺地域の賑わい創出や活性化に繋げたい」とコメント。更に今後は百貨店業を行いつつ不動産業にも注力する姿勢を述べ、来年春には同ビルが満室稼働となる。その後はビルの眺望を堪能しつつ屋上階に移動し災害時にレスキュー隊などが活用するヘリポート用のホバリングスペースを見学。地下駐車場動線や防災センター、機械室なども見学し、ビルのスペックなどについて随時質問する協会員も見られた。
満足度の高い内容となった今回のビル見学会。同日2回に分けて実施された会の参加者は、双方定員40名を超す申し込みが寄せられたという。東京ビルヂング協会は今後も引き続き協会員に対して、今回のような最新鋭のビルの見学会を計画・実施してゆく。