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野村不動産 バンコクでサービス・アパートメント事業へ
2017.12.18 17:24
海外事業強化の一環 2025年3月期までにアジアで3000億円投資
野村不動産(東京都新宿区)は14日、タイ・バンコクにて現地デベロッパーであるOrigin Property社(以下オリジン社)と共同でサービス・アパートメント事業へ参画することを決定したと発表した。同案件は国内外を含めて当社では初のサービス・アパートメント事業であり、「Staybridge Suites Bangkok Thonglor」の名称で地上31階・部屋数303戸の規模を予定している。なお、今回両社で導入するインターコンチネンタル・ホテルグループ(以下 IHG)のサービス・アパートメントブランド「Staybridge Suites」は、東南アジアで初めての進出となる。
オリジン社とは、本年8月にバンコクにおける3つの分譲住宅プロジェクトなどで共同事業を組成済みで、今後も発展著しいタイ・バンコクにおいて良好なパートナーシップを継続する予定だ。
同社は「中長期経営計画の中で海外事業を成長分野の一つと位置付け、2025年3月期までに、不動産ニーズが高まるアジア諸国を中心に住宅事業・賃貸事業で約3000億円の投資を計画している。これまでの実績として、タイ・バンコク、ベトナム・ホーチミンシティ、中国・瀋陽、フィリピン・マニラなどにおいて分譲住宅及び商業施設の開発案件に参画している。今後も成長が続くアジア諸国において、分譲住宅事業やオフィス事業などで当社が国内で培ってきたノウハウをもとに、『未来(あした)につながる街づくり』を実現していく」としている。