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ヴィエント・クリエーション/ナインアワーズ 16日に「ドシー恵比寿(℃恵比寿)」開業
2017.12.25 11:01
旅行・出張用途だけでなく周辺ビジネスマンの短時間利用も
ビーロット(東京都港区)が100%出資するヴィエント・クリエーション(東京都港区)は「ドシー恵比寿(℃恵比寿)」が16日に開業。それに先だって、15日には関係者に向けた内覧会が開催された。この物件では今年5月末に閉業した「ホテルシエスタ恵比寿」を再生した、ビーロットグループの宿泊施設再生事例となる。
「ドシー(℃)」はナインアワーズ(東京都港区)の新しいサービスブランドで、サウナと睡眠に特化したものだ。サウナは本場・フィンランドにならって、室内は高めの90℃前後に定温管理、熟したサウナストーンに宿泊者自身でミント水をかけて蒸気浴を楽しむ「ロウリュ」が体験できる。クールダウンには水風呂ではなく、体に沿って静かに流れる水流に包まれるような浴び心地が特長のTOTO(北九州市小倉北区)のウォームピラーを冷水専用で用意。熱いサウナとクールダウンを繰り返すことで、血管の拡張・収縮が繰り返されて体の芯から温まり、爽快感を得ることができる。
「ドシー恵比寿」は2階が共用フロアとして受付、ラウンジを配置し、3階~6階は男性用フロア、7階~9階は女性用フロアとなっている。サウナフロアがある3階(男性用)と9階(女性用)は双方とも許容人数12名のサウナ室のほか、ウォームピラー5カ所、シャワー10カ所、トイレ1カ所の設備が備えられている。客室数は男性102室、女性60室。来春開業の「ドシー五反田」は男性専用となっていて、客室数は164室。
恵比寿および五反田は交通の要衝であることにくわえITベンチャー企業が多数集積する地域。「ドシー」は旅行や出張の用途だけでなく、周辺ビジネスマンにも短時間で利用できる新しいリフレッシュサービスとして提供していくことを予定している。