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テラドローン ドローン専用建物点検アプリ開発着手
2017.12.25 10:32
建物に沿って飛行・撮影しデータを三次元化 2018年度内に実用化へ
テラドローン(東京都渋谷区)は、ドローンを制御する専用アプリ「TERRA DRONE INSPECTION」の開発に着手した。家屋やビルなどの構造物の破損や劣化状態などをドローンで撮影し三次元化することができる。
ドローンを活用したインフラ点検の実用化が進むなか、より手軽に建物の外壁や屋根などの点検を行うことが開発の目的。従来、ビルや橋梁などの構造物の点検は人が目視で行っており、人件費や点検用の設備などのコスト、人員の安全確保などの課題があった。ドローンを活用することでこうした課題の解決につなげることも目的のひとつだ。
開発中のアプリは小型ドローンでも使用可能で、建造物に沿って飛行。取得したデータはクラウド上に保存される。保存されたデータから三次元データを生成し、建造物全体の破損や劣化箇所を詳細に確認できる。
テラドローンでは実用化の目標として、2018年度内を掲げている。