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アドバンスト・メディア 音声入力アプリで報告書作成を簡易化
2018.09.03 18:40
建設・不動産業界向けのiOS版音声入力アプリ「AmiVoice スーパーフロントエンダー」が1日にバージョンアップした。これに先駆けて開発を手がけた音声認識ソリューションの企画、設計などを行うアドバンスト・メディア(東京都豊島区)は8月29日、東京都内で記者会見を開いた。
音声入力アプリ「AmiVoice スーパーフロントエンダー」は建設土木の業界用語に特化した音声認識エンジンを搭載している。例えば建設現場の報告書作成などで「柱脚主筋(ちゅうきゃくしゅきん)」や「溶接構造用圧延鋼材(ようせつこうぞうようあつのべこうざい)」など、専門性の高い言葉も正確に認識する機能を持つ。会見ではビジネス開発センターの藤枝章マネージャーが同アプリの特徴と追加機能を解説。同社の調査によると、テキストの入力効率はスマートフォン上でのフリック入力の6倍、iOSのAIアシスタント機能・Siriの5倍と大幅にスピードアップする。藤枝氏は「専門用語が多くなるほど、入力効率の差は大きなものになります」という。また今回のバージョンアップで写真撮影や手書き機能が追加されたほか、転送・保存・撮影また句読点などが音声操作でも対応するなど、細部にわたる機能を盛り込むことで生産性の向上につなげる。導入コストは月額基本料金が企業ごとに5万円。月額ライセンス料金は1ユーザーあたり500円からで、例えば1000ユーザーで月額410円。5000ユーザーで月額262円と利用者数に応じて異なる。
また会見終盤、藤枝氏は「人材派遣事業などを行うRixio(東京都中央区)の人材サービスを活用した『内覧会システム』と『新配筋検査システム』の提供も予定しています」と明かした。詳細は今年11月に発表される予定だ。