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百戦錬磨 難波の高架下にホステル 外国人観光客向けに「新たな交流の場に」

2018.01.22 11:00

 百戦錬磨(仙台市青葉区)が2月1日、大阪市浪速区の鉄道高架下スペースにカフェ&バー併設ホステル「BON HOSTEL(ボン ホステル)」をオープンする。特に情報発信力の高い「フラッシュパッカー」などをターゲットに、情報交換や情報発信の場として施設の企画・開発をしたもの。
 高架下の宿泊施設というユニークな形態で、旅行者から地域住民まで多様な人々が集う賑わいを創出。カフェ&バー併設型スタイルで、交流イベントなども行う予定だ。
 民泊予約サイト「STAY JAPAN」と連携することで、ウェブとリアルの「場」を繋ぎ、旅行者に日本のローカル旅を提案する。同サイトはディープな日本のローカル体験をはじめとする、新たな宿泊スタイルを提案する民泊予約サイト。都市部の生活空間に暮らすように滞在したり、地方で日本の伝統文化や田舎体験、農家体験などを通じて現地の方と交流できるユニークな宿泊施設などを掲載している。国家戦略特別区域法や旅館業法など、国の定める法律に則り、自治体の認可を受けた公認民泊のみを取り扱う。
 ボンホステルは同サイトと連携し、サイト掲載中の宿泊施設ホストとの交流イベントを行ったり、地域や農泊施設のPRコーナーを設置するなど、地域観光のきっかけづくりを目指す。 立地は訪日外国人旅行者に人気の都市・大阪。その中心部であるなんばをハブと位置づけ、宿泊者には、日本各地の旅行先や着地型体験ツアーなど、日本での滞在をよりディープに楽しむための目的地を提案する。また近郊での着地型体験ツアーとして、岸和田天神宮での巫女体験や、心斎橋での侍・忍者体験など体験メニューの紹介も行う。「都会と地方を繋ぐ」というコンセプトで、日本全国の文化・魅力を発信していく。
 同ホステルの施設概要は次の通り。施設自体は南海本線「難波」駅徒歩9分、同線「今宮戎」駅徒歩3分、大阪市営地下鉄各線「大国町」駅徒歩7分のところにある南海電鉄南海本線の高架下。個室タイプは3人用2室・4人用1室、ドミトリータイプは6人部屋室・7人部屋4室。総収容人数は110名。1月15日より、「STAY JAPAN」にて事前予約受付を開始する。




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