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ファイク・ジャパン ビデオカメラ式火災報知機を開発 詳細設定で誤作動リスクを回避

2018.01.22 10:40

詳細設定で誤作動リスクを回避
 ファイク・ジャパン(東京都渋谷区)は15日から、ビデオカメラ式火災報知機「SigniFire(シグニファイアー)火災報知器」の販売を開始した。
 同製品はビデオカメラで撮影した画像を解析して火災を発見・通報するもの。感知可能距離は30mで従来の火災感知器と比べ長いため、天井が高い場所などでは従来型感知器よりも早く火災を感知できる。また、サーバーや専用のソフトウェアを使うことにより、既設の防犯カメラを火災報知器化することも可能だ。監視するモニター上で感知した映像情報を自動で判別し、画面上に状況を色分けした線やドットで知らせ、火災か否かを判断できる。
 高温や低温、防爆など使用環境により仕様が選べる。「従来の煙感知器はホコリと煙の区別をつけることができないため、誤警報を引き起こす可能性があったが、同製品は煙とホコリの識別が可能なため、そのようなリスクがない」と同社。
 また、防護・非防護エリアの設定などプログラミングにより詳細な設定ができるため、誤作動をさらに減らすことができる。これまで火災の早期発見が困難であった天井の高い工場や無人の場所でも報知器作動原因の特定が正確にできる。
 販売は同社事務所のみとなっている。




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