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東急不動産 水道橋で中規模ビル開発 大規模ビルと同等の設備
2018.01.29 13:42
東急不動産(東京都港区)が2017年4月に解体工事を開始した「(仮称)三崎町三丁目計画」の解体が終了し、本体工事に着手した。
東急不動産では大規模ビルと同等の設備、グレード感をもつ中規模ビルを「アッパーミドル」と呼び、さまざまなエリアで開発を続けている。「building smiles はたらく人を笑顔に」をコンセプトに、エリア特性に合わせた付加価値を備えた中規模ビル開発を行ってきた。
今回の計画地はJR「水道橋」駅のほか地下鉄「神保町」駅、「九段下」駅も徒歩圏にある交通利便性の高い立地。周辺はビジネスエリアでありながら、東京ドームシティや多くの大学キャンパス、飲食店、住宅などが混在する。計画では、江戸時代から多くの大名屋敷が立地して発展してきたエリアの歴史をふまえ、建物の機能やデザインは「和」を感じられるものとする。また多様な用途に活用できる屋上庭園も設置し、新しい働き方をサポートする。
建物は敷地面積約1757㎡、延床面積約1万1352㎡、鉄骨造10階建てで、竣工は2019年夏を予定している。