週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

キーカフェ・ジャパン コンビニで部屋の鍵の受け渡しが可能に

2018.01.29 13:13

ローソン店舗内に専用ボックス設置
 民泊の登場以降、業務の効率化においてキーボックスは欠かせない存在となっている。昨今では貸室の内見やシェアリングエコノミーといった様々な場面において、鍵の受け渡しを簡略化するキーボックスの存在感がますます高まっているようだ。このキーボックスが我々に身近なコンビニでも設置が開始された。
 キーカフェ・ジャパン(東京都渋谷区)は23日、22日よりコンビニエンスストア「ローソン」店舗内に同社のIoTキーボックス端末「Keycafe Smartbox」を設置し、鍵の受け渡しサービスを開始した。 今回のサービスは、民泊、カーシェアリング、貸会議室、不動産の内見などの鍵の受け渡しを無人で遠隔から行えるもの。導入1号店として、東京・中央区の「ローソン GINZA SIX店」の店内壁面に「Keycafe Smartbox」を設置。「Keycafe Smartbox」は19個のキーキャビネットとタッチパネルを備えており、鍵の持ち主(ホスト)が鍵を端末に預け入れた後、インターネットを通じて借り主(ゲスト)に鍵へのアクセス権を付与することができる。ゲストは電子メールなどに記載された「Keycafe Smartbox」の設置店舗に来店し、タッチパネルにアクセスコードを入力するだけで鍵を入手可能だ。アクセス権はゲストごとに変更され、さらに有効期間限定のアクセス権も設定できる。
 全てのプロセスが無人、かつ遠隔から管理できることから、ホスト、ゲストともに鍵の受け渡しを簡単に行うことが可能である。設置する鍵の種類は、民泊、カーシェアリングや貸会議室などに代表されるシェアリングエコノミー用途や、不動産の内見・ハウスキーパーなどを想定している。
 今後は東京・大阪・名古屋などの観光立地を中心に、2019年3月末までに100店舗で鍵の受け渡しサービスを展開する予定となっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube