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日立アプライアンス 空調機など故障を検知するシステム開始
2018.03.05 13:10
日立アプライアンス(東京都港区)は4月2日から、業務用空調・冷熱機器から得られる運転データ(冷媒圧力・温度・電流値など)だけでなく、IoT技術を活用して得られる環境情報や他機器などの様々なデータを蓄積・解析・活用するサービス「Exiida(エクシーダ)」シリーズの第一弾として、冷凍機・チラーユニットを対象に故障につながる変化を事前に検出する「予兆診断」機能を、サービスソリューション「遠隔監視システム」のオプションに追加し、「Exiida遠隔監視サービス」の提供を開始する。
同社では従来から、業務用空調・冷熱機器の故障などによる突然の運転停止が問題となっており、計画的に運転できるサービスが望まれており、また近年、少子高齢化により生産年齢人口の減少が社会問題化し、業務用空調・冷熱機器の保全作業を行っている現場でも作業員不足や、技術の継承という課題が顕在化しつつある。こうした課題を解決するため、IoT技術を活用したデータ解析により、運転時間を基準とした保全作業から、運転状態を基準とした保全作業ができる「予兆診断」機能を開発し、「Exiida遠隔監視サービス」を新たに提供する。