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最新のマンションリノベーション動向を紹介
2018.04.02 16:43
今後トレンドとなるスタイルは「HYGGE」
事業者向けに相続税の相談から不動産の売買、空き家問題の解決などをワンストップで提供する不動産プラットフォーム「みな―トクPRO」。運営を行うKT(東京都渋谷区)が3月22日、横浜市西区の「横浜アイマークプレイス」で不動産業者のための最新リノベーションセミナーを開催した。
今回のセミナーでは「マンションリノベーションの市場背景」と「リノベーションパッケージ・買取再販支援ツールの発表」の2部構成で行われ、業務提携するLIXIL(東京都千代田区)のプレゼンターが登壇した。第1部の「マンションストックとリノベーション市場」では1983年からマンションストックが増加し始めて、現在の首都圏内における市場は戸建て住宅を上回っていることが発表された。
マンションリフォームの市場規模は水廻り・内装で3300億円にも上り、2014年の内訳データでは500万円以上の工事をしたユーザーが全体の50%を超えている。つまり表装だけではなくフルリノベーションが主流になりつつあるのが現状だ。そうした中で、KTとLIXILがワンストップサービスとパッケージによる選びやすさ、そしてインテリアにこだわりたいユーザーへの対応をおさえたツールが提案された。
また今回のセミナーでは新たなリノベーションスタイルのキーワードとして「HYGGE(ヒュッゲ)」を紹介。このHYGGEとはデンマーク語で「居心地の良い空間や時間」の意味で、スカンジナビア半島周辺の北欧で生まれたインテリアスタイルのこと。従来の北欧スタイルは赤や黄色などのビビット色が差し色として使用されていたが、HYGGEはグレーやベージュを基調とした穏やかな印象になり今後のトレンドになると注目されている。KTの代表取締役・松山英明氏は「今回ご参加していただいた買取再販事業の方をはじめ賃貸管理業務、売買仲介業務、収益不動産事業の皆さんのビジネスチャンスにつなげていただきたく、今後も有益な情報をお届けします」と述べた。