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阪神電気鉄道と阪急電鉄 「梅田1丁目1番地計画」のⅠ期棟27日竣工

2018.04.16 16:51

 阪神電気鉄道(大阪市福島区)と阪急電鉄(大阪市北区)が手掛ける、「梅田1丁目1番地計画(大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画)」。今月27日に1期棟が竣工するとともに、6月1日からテナントとなる阪神百貨店が部分開業することを発表した。
 同ビルの名称は「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に決定。全体竣工を迎える2022年春には、阪急百貨店(阪急うめだ本店)が入居する「梅田阪急ビル」を「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」に改称。さらにサウスとノースを合わせた両ビルを、「大阪梅田ツインタワーズ」と総称する予定だ。「大阪梅田ツインタワーズ」は阪急阪神ホールディングスグループの最重要拠点である、大阪・梅田エリアの中心に位置。グループを象徴する2棟の高層タワーを、内外に認知されやすいよう命名した。
 1期棟は地上13階地下3階で、延床面積は約7万6000㎡。地上9階~地下1階までの10フロアが、阪神百貨店で構成される。また全体竣工時に開業を予定するオフィスゾーンは地上38~11階となる。
 コンセプトは「つながる梅田の中心」、「おもてなしサービスの溢れるビル」、「ウェルビーイングを実感」の3つ。各ビルが提供する施設サービスやソフトサービスを相互利用でき、12階に同ビルで勤務するワーカー専用のサービスフロアを設置すること。更に緑溢れる屋上庭園の設置といった、ゆとりある共用空間の整備を行うことなどがコンセプト制定の決め手となっている。
 更に同計画の梅田エリアは「梅田阪急ビル」や「阪急ターミナルビル」など、阪急阪神ホールディングスグループが運営するビル群の中心に立地。コンセプトにも含まれる、各ビルが提供するサービスなどの相互利用によって、梅田エリアにおける企業活動やオフィスワーカーの生活を広範囲にサポートする姿勢だ。




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