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三井不動産と三菱地所の共同開発「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」竣工
2018.05.07 12:15
低層階には20の商業店舗を併設
三井不動産と三菱地所は1日、JR「田町」駅東口エリアにおいて東京ガス(東京都港区)と共同で事業を推進してきた、大規模複合開発「msb Tamachi(ムスブ田町)」街区内の「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」とホテル「プルマン東京田町」が竣工した。
三井不動産(東京都中央区)と三菱地所(東京都千代田区)は1日、JR「田町」駅東口エリアにおいて東京ガス(東京都港区)と共同で事業を推進してきた、大規模複合開発「msb Tamachi(ムスブ田町)」街区内の「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」とホテル「プルマン東京田町」が竣工したことを発表した。それに先がけ、先月27日には竣工式を執り行った。
同プロジェクトの「msb Tamachi」は、JR「田町」駅東口隣接の東京ガス所有地において、東京ガスが「msb Tamachi 田町ステーションタワーN(スマートエネルギーセンター含む)」を、三井不動産及び三菱地所が「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」と「プルマン東京田町」を開発する大規模複合開発。街区全体の延床面積が30万㎡を超えるミクストユースの街づくりとなり、田町エリアのみならず周辺エリアでも注目のプロジェクトである。
今回竣工する「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」は東京を訪れる人々を迎え入れる「ゲート」をイメージしたデザインの複合施設で、1フロア当たり約3100㎡の大規模空間と最新のBCP機能を有する高機能オフィスが特長。オフィスエントランスは3階に設置され、木調ルーパーを基調としている。また低層階には20の商業店舗なども併設し、多彩な店舗やサービスで来街者及びビル就業者のニーズもしっかり確保する。敷地内に立地する「プルマン東京田町」は、ヨーロッパを中心に展開するホテルチェーン「アコーホテルズ」が運営し、「プルマン」ブランドとしては日本初出店となるのも特長だ。
竣工式の冒頭に三井不動産 代表取締役社長の菰田正信氏が登壇し「様々な人の協力のもと、田町エリアを代表する大規模複合開発が誕生しました。また三井不動産と三菱地所が共同で行った初の大型事業です」と語り、盛り上がりを見せた。
「msb Tamachi 田町ステーションタワーS」
事業者 三井不動産、三菱地所
規 模 地上31階地下2階
(オフィスは30~6階、店舗は4~1階、駐車場は地下1階)
延床面積 約13万6620㎡
敷地面積 約1万1660㎡
設計監理 三菱地所設計
日建設計
施行社 大成建設
2015年10月 着工
2018年5月 竣工
2018年秋頃 商業ゾーン開業