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オフィス24が銀座にバーチャルオフィス開設
2018.05.07 12:47
沖縄・台湾に続き3カ所目、拡大目指す
オフィス環境のトータル支援をメーン事業として行うオフィス24(東京都新宿区)は4月3日に銀座にてバーチャルオフィス「BAビジネスセンター銀座」を開設した。沖縄・台湾に続いて3カ所目となる。
運営を担うグループ会社のビジネスエージェント代表取締役の大江孝氏は今回の開設について「銀座アドレスを会社住所として使用したいというニーズは大きい。これまで沖縄・台湾はレンタルオフィスとして運営してきたが、そのノウハウやオフィス24製品を生かしてのバーチャルオフィス運営を行っていきたい」と話す。
同社がレンタルオフィス・バーチャルオフィス事業を開始したのは2016年春の沖縄でのレンタルオフィスだった。大江氏によると「国際通りにある建物で空室が出ました。活用について当社に話をいただきまして、グループのノウハウを結集してオフィスデザインと内線ソリューションに力を注いでオープンしました」とのこと。
同社のレンタルオフィスの特長は開発製品を積極的に導入しているところ。銀座においても早々に携帯電話からでも「03」から始まる会社番号で発信できるシステムを導入している。
このような取り組みは同社にとってもメリットをもたらしている。「実はレンタルオフィスを内覧された方から『自らが運営しているレンタルオフィスにも導入したい』というお話をいただくこともあります」(大江氏)。図らずもショールームとしての機能も果たしているようだ。
レンタルオフィス事業について「今後も伸ばしていきたい分野のひとつ」(大江氏)と位置付けている。国内では首都圏に注目していると同時に、まだ具体化はしていないものの「東南アジアなどへの出店も選択肢として考えている」という。
グループのノウハウを結集することで、従来のレンタルオフィスなどではなかったサービス提供を可能にしているオフィス24。大手事業者は数少なく参入障壁も低い業界。それでも足もとでは大手デベロッパーも積極的に参入している。レンタルオフィス業界のなかで足場を築いていけるか、注目したい。