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サクサホールディングス 目で伝える火災報知機を販売へ

2018.05.14 10:43

 サクサホールディングスのグループ会社であるサクサプレシジョン(東京都新宿区)は、8日に総務省消防庁のまとめた「光警報装置の設置に係るガイドライン」に沿った、日本消防検定協会における型式適合評価第1号の光警報装置「FB210」を昨年から販売しており、今回新たに型式評価に適合した光警報制御装置FP―510」を加え、「光警報システム」として販売すると発表した。
 同装置は、自動火災報知設備等の警報出力を受け、点滅する光により火災の発生を知らせる装置。同装置の点滅警報は、火災を知らせたり避難誘導したりできる人が聴覚障がい者の近くにいない場所で火災を報せる有効な警報手段となっている。日本国内では、一定規模以上の駅や空港の他、老人ホーム、障がい者入所施設などで、火災発生時に火災の発生を自動検知して知らせる警報ベルなどを設置するよう義務付けられているが、聴覚障がい者等は、ベル音で火災を察知することができないため、音以外による報知が課題となっていた。




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