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「Work in Life Labo」が活動レポートを公開 「働き方改革」「ダイバーシティ」について調査・分析
2018.05.28 18:19
オカムラ(横浜市西区)は、働き方や働く場をさまざまなステークホルダーと共に描く活動「WORK MILL(ワークミル)」の共創プロジェクトとして生まれた、人生の視点から「はたらく」を考える研究会「Work in Life Labo.(ワークインライフラボ)」の活動レポート「Work in Life Labo.活動レポートVol.1」を2018年5月に公開・発行した。
「Work in Life(ワークインライフ)」とは、オカムラが提唱する「Life(人生)にはさまざまな要素があり、その中のひとつとしてWork(仕事)がある」という考え方。オカムラはこの「Work in Life」に関連したテーマを調査・分析・発信していくための研究会「Work in Life Labo.」を発足した。
2017年度は「働き方変革」「ダイバーシティ」という2つの大きな研究テーマを掲げ、企業や大学、団体、個人から集まった20名のメンバーで調査・分析。その内容をまとめた「Work in Life Labo. 活動レポートVol.1」を2018年5月に公開・発行した。
インタビューやヒアリング内容、アンケート結果を集計し、表やデータを交え1冊にまとめた「Work in Life Labo.活動レポートVol.1」は、現代の「Work」「Life」に関する課題や未来について考え、さらなる対話や活動が促進されるきっかけになることを目的としている。
オカムラは、「Work in Life Labo.」をはじめとした「WORK MILL」活動で得た調査・研究結果や知見をもとに、社内外の「働き方改革」を推し進め、発信していく。
「Work in Life(ワークインライフ)」とは、「Work」と「Life」という2つの要素を同列に捉えるのではない。
「Work in Life Labo.(ワークインライフラボ)」は、オカムラの「はたらく」を共に考え描く活動「WORK MILL」から生まれた共創プロジェクトで、「Work in Life」に関連したテーマを調査・分析・発信していく研究会。 「Work in Life Labo.活動レポートVol.1」では、企業や大学、団体、個人から集まった20名のメンバーで、働き方の自由度や課題へのアプローチ方法などの調査結果をデータを交えながら詳しく紹介していく。
「Work in Life」の観点から、個人と組織の「はたらく」を見直すために、2017年度は「働き方変革」と「ダイバーシティ」の2つのテーマについて調査研究を行った。「働き方変革」では、自分自身で働き方をデザインするために大切になると考えられる「働き方の自由度」に着目しアンケート調査とインタビュー調査を実施し、「ダイバーシティ」では、多様な人材のインクルージョンを進めるための企業事例に深く迫った。
研究テーマは、まず「働き方変革」で、長時間労働の是正や女性活躍などの働き方改革に注目が集まっている。「Work in Life Labo.」では、より人にフォーカスをして「いきいきと働く」ことに注目し、いきいきと働くために、自分自身で働き方をデザインできることが大切であり、そのためには、「働き方の自由度」が必要だと考えた。次の研究テーマ「ダイバーシティ」では、多くの企業が「ダイバーシティ経営」を経営目標のひとつとして掲げるようになり、政府も経済産業省が「ダイバーシティ経営企業100選」などの取り組みを始めた。しかし、表層的なダイバーシティの差別撤廃に関する取り組みが多く、深層的なダイバーシティを含めて多様な人材を活かす取り組みはまだ十分とはいえない。ワークインライフラボでは、誰もが「いきいきと働く」ためにダイバーシティをどのように取り入れるべきかを考えた。
ほか、「WORK MILL(ワークミル)」というあらゆるワークスタイルを研究するオカムラ発の働き方変革プロジェクトもある。