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パナソニックが業務用ロボット掃除機の受注を開始 三井不動産が開発協力

2018.06.18 16:50

 パナソニック(大阪府門真市)は、7月よりビルやホテルの共用部の清掃を行う業務用ロボット掃除機「RULO Pro」の受注を開始する。
 同製品の開発には、三井不動産(東京都中央区)が協力。ビル清掃ノウハウの提供や実地検証、および「東京ミッドタウン日比谷」における運用などを行ってきた。
 4種のセンサーと独自のSLAM技術により、事前に設定登録した地図データに基づき自己位置を把握。また、壁際まで接近することで、床面全体を効率的に清掃できる。日々の運用における作業の軽減も考慮し、ごみ捨て方式は紙パック式を採用。フィルターの目詰まりによる集塵力低下防止や手入れの手間を軽減した。
 また電池取り付け部は同社電動アシスト自転車と同様の設計を採用。電池を簡単に着脱できる構造となっている。本体質量は電池重量込で27kgと一般的な業務用ロボット掃除機に比べ軽量化を実現した。
 さらに移動が楽なハンドルも装備し、台車などを使用することなく素早く簡単に運搬できる。
 また、本体には通信機能を搭載しており、清掃開始や障害物等による途中停止、清掃終了を事前に登録したスマートフォンや携帯電話のアドレスにリアルタイムでメール通知できる。清掃終了のメールには、清掃した範囲を記載した図も添付し、清掃完了エリアの確認が可能。




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