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大和物流のテナント型物流施設 「久御山物流センター」本格稼働
2018.07.09 15:40
大和ハウスグループの大和物流(大阪市北区)は、6月29日に京都府久御山町に物流施設「久御山物流センター」を竣工、7月2日から本格稼働した。同社による関西圏での物流センターは10拠点目となる。延床面積は1万0947㎡で、地上3階建。
同センターは、近畿エリアへのアクセスに優れた好立地の内陸型物流センター。大和物流の既存取引先であるメーカーの物流センターとして稼働するほか新規取引先もテナントとして入居。海岸と比べて津波リスクの少ない立地特性を活かして、文書保管センターとしても一部を運用する。
また、同センターは4トン車が21台同時接車可能な高床式トラックバースがあり、奥行き10mの庇によって雨天時でも貨物の積卸しが可能なほか、建物の搬入口とトラックの荷台との高低差を無くす装置「ドックレベラー」を設置。あわせて、トラックバース直結の貨物用エレベータも備えており、効率的な荷役業務が可能となっている。
優れた立地特性を活かして、商品保管、在庫管理や入出荷作業はもちろん、各種流通加工や共同配送など幅広い顧客ニーズに対応した物流サービスの提供が可能となっている。
アクセスは、京滋バイパス「久御山インターチェンジ」、第二京阪道路「久御山南インターチェンジ」から約2km、近畿日本鉄道京都線「伊勢田」駅から約2・6kmとなっている。