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ワコールが京町家をリノベーション 宿泊施設「京の温処釜座二条」8月1日にオープン
2018.07.16 16:41
衣料品メーカーのワコール(京都市南区)は、8月1日に京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所釜座二条」をオープンする。同社による京町家を改修した宿泊施設は4月に開業した「京の温所岡崎」(京都市左京区)に続き、2棟目となる。
同施設は、推定で築150年の京町家を現代生活に寄り添って空間としてリノベーションした。また、二条城に近く、市内観光の起点としてもアクセスの良いエリアに位置し、mina perhonen(ミナペルホネン)デザイナーの皆川明氏がディレクションを、建築家の中村好文氏が設計を担当。住まいとして考えられた空間には、暮らすようにその土地に親しみ、京都に滞在する喜びへとつながる様々なアイデアが盛り込まれている。訪れた土地の食材を旅先で調理して楽しむことができるキッチン、高野槇のここちよい香りがひろがる浴室、中庭を望む約200冊の蔵書を収めたライブラリーなど、ここでは旅という非日常と日常が重なり合う時間の中で旅の記憶を紡ぐことが可能。また、写真や立体作品をはじめとするアートピースを設置し、日々の暮らしが豊かにここちよくなるアートの住空間への取り入れ方も提案する。
アクセスは、京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅から徒歩7分となっている。