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コイズミファニテック 東京ベルサール秋葉原で総合展示会 オフィス空間事業にも進出

2018.07.23 12:19

 コイズミファニテック(大阪市西区)は18日、19日の両日に東京ベルサール秋葉原にてコイズミファニテック総合展示会「KOIZUMI TAKE OFF FAIR2018」を開催した。
 同社では昨年度から急激に変化する市場環境に対応すべく、成長分野であるコントラクト市場、介護市場や新規チャネルでの売り上げ拡大を目指す。また首都圏での事業所拠点も都内に移転させ、東日本市場での売り上げ構成比増への取り組みを始めている。  そのなかで、今回の展示会ではこれまでの「モノ」の提案から新しい「コト=新たな価値」を提案する場として一新した。
 オフィス空間事業では中国・上海に本社を置くオフィス家具メーカー、MARATTI(マラティ)社と日本総代理店契約を締結し展開している。MARATTIは今までにないスタイリッシュで機能的、かつ創造性に優れたブランド。「このオフィスで仕事がしたい」と思えるような木質感あふれる近未来型新オフィス空間が提案できる。働き方改革でオフィス革新が進む国内マーケットでの貢献が期待される製品群を有している。  MARATTIは2006年設立で2017年の売上高は2400万人民元(約50億円)。中国主要都市にショールームを設置し、中国国内のみならず米国、東南アジア、中東に販売システムを構築。今回のコイズミファニテックとの提携を通して、日本のオフィス家具市場の開拓を目指す。
 また客室・店舗区間事業においてもホテルや店舗空間物件などの施設向け家具の提案を模索していく。元来、グループ会社のコイズミ照明(大阪市中央区)のビジネスであったホテルや店舗物件にコイズミファニテックとしても新たに家具事業を提案していく。また搬入設置はホリウチトータルサービス(東京都大田区)を使用し、小泉産業グループとして事業展開を行っていく。




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