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クーバル 主力のサイト制作と連動 手軽なVR埋め込みで人気
2018.08.13 14:18
不動産サイト制作やインターネットマーケティング事業を行うクーバル(東京都渋谷区)では不動産業界向けのITサービス「CooRE」(クール)を展開している。不動産専用のホームページや物件管理ツール、各不動産ポータルサイトとの連動コンバーター、不動産集客に特化したリスティング運用等、不動産向けプラットフォームを提供している。
このなかではVRサービスも展開している。「CooREリッチメディア」だ。マーケティングユニットの佐藤優真氏によると「『CooRE』の主力はホームページ制作だが、近年大きく伸びている」と明かす。
「CooREリッチメディア」ではWeb上の管理画面にアップロードした360度写真を編集することでVRを簡単に制作できる。加えてホームページ制作サービスである「CooREクラウド」にタグを埋め込めば、HPに表示できる。「クラウド」の利用者にとって手軽なため「既存の『CooRE』サービス利用者からの問い合わせが多い」(佐藤氏)という。
「リッチメディア」サービスのVRはスペースリー(東京都渋谷区)が展開するシステムを採用。「安価なシステムでコンテンツ制作も行いやすい。クライアントからの評判も高い」(佐藤氏)という。「クライアントから要望の高い機能に関しては、スペースリー社へのフィードバックや協議を行い、利便性を向上させていきたい」としている。
現在「クラウド」では約200の契約。リッチメディアもこの半数である100ほどを目指していく。