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阪急電鉄/阪急阪神不動産 食に関するスタートアップ支援開始
2018.08.20 16:51
阪急電鉄(大阪市北区)と阪急阪神不動産(大阪市北区)は10日、食をはじめとする各種イベントで利用できる施設「阪急中津スクエア」を活用して、関西から「食に係る起業家」を目指す、スタートアップを支援する育成プログラム「フードインキュベーション」を展開し、大阪・梅田エリアの更なる活性化を推し進めていくと発表した。
「阪急中津スクエア」は、阪急電鉄の「中津」駅と「梅田」駅間の高架下に位置しており、キッチンスペースを備えた「OSAKA FOOD LAB」やイベントスペースからなる施設だ。その施設を活用し、「フードインキュベーション((1)キッチンスペースの提供、(2)飲食ビジネスの専門家チームによる育成支援、(3)フードマーケットやセミナーの開催を通じた商品販売機会の提供、(4)国内外からの食ビジネス関係者との交流機会の提供)」といった育成プログラムで、「食に係る起業家」を目指すスタートアップを支援する。
現在国内では、こうした「食」のスタートアップ育成プログラムは、まだ浸透していない。しかし「阪急中津スクエア」を拠点に、同社グループが先導的に取り組むことで、「食」にまつわる様々な関係者が交流し、また飲食関連店舗の開業や既存店舗の新業態、新メニューや新商品の開発といった、新たなビジネス創出に繋げていくことにより、中津から梅田エリアの更なる活性化を図っていくとの認識だ。