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東急不動産/鹿島建設 夏フェス開催で地域活性

2018.08.27 21:29

 東急不動産と鹿島建設は、2社共同で行う竹芝の再開発計画におけるエリアマネジメントの一環として、夏フェスを開催する。今年はプロジェクションマッピングを使ったイベントを実施し、賑わい創出を含めた地域活性化に繋げたいとの思いがある。
 
 東急不動産(東京都港区)と鹿島建設(東京都港区)は、2社共同で開発する「(仮称)竹芝地区開発計画」におけるエリアマネジメントの一環として、竹芝夏フェス「TAKESHIBA Seaside Music & Dining」とプロジェクションマッピングを使ったイベント「竹芝 Town of Light Festival」を開催した。
 「TAKESHIBA Seaside Music & Dining」は地域活性化を目的に、竹芝エリアマネジメント主催で行われるイベント。ゆりかもめ「竹芝」駅隣接地である竹芝客船ターミナルの広場及び3階デッキで、2015年から毎年夏期に開催しており、今年で4回目の実施となる。昨年は来場者数が約5000人となり、一昨年の約2倍にまで増加。今年は更に来場者数が上回ると予想されていることから、近隣のオフィスで働くワーカーや住民を中心に認知度の向上も見られた。
 また今年の目玉は何と言っても、プロジェクションマッピングを使った初のイベント「竹芝 Town of Light Festival」。開場に隣接して建つ「ベイサイドホテルアジュール竹芝」と「ニュースピア竹芝サウスタワー」の壁面、更にふ頭デッキを使用し、小笠原の魅力を50色で表現した「OGASAWARA 50 COLORS」をテーマにした映像が映し出される。この映像は、小笠原諸島が返還されてから今年で50周年を向かえるため制作されたもの。映像は10分間ながれ、5分の空きを挟みまた再度映し出される仕組みである。また6時45分と7時45分、8時45分には映像とリンクして、曲もながれるシステムとなっている。開催期間中は映像が映し出されるたびに、同イベントの来場者はもちろん、帰りがけのワーカーも足を止めて撮影する様子も多く見られた。加えて開場中央部に造られたステージでは、JAZZバンドや東京都の諸島出身ミュージシャンによるミュージックフェスも行われ、プロジェクションマッピングの映像と合せて、近隣の賑わい創出にも効果がある。
 ちなみに今回のプロジェクションマッピングを手掛けたのが、シンガポールに本社を持つヘキサゴングループ。その日本法人であるヘキサゴンジャパンが、3万ルーメンクラスの大型プロジェクター20台を使用し、光の演出を披露した。
 開催期間は8月22日~8月24日までと、8月27日~28日まで。気になった方は、是非参加して見ては如何か。




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