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西武プロパティーズ/OpenStreet シェアサイクル試験導入開始
2018.09.18 11:44
西武プロパティーズ(埼玉県所沢市)と OpenStreet(東京都港区)は今月14日、西武鉄道の沿線において、OpenStreetが提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」の自転車と駐輪場(ステーション)を設置し、シェアサイクルの試験導入を開始した。
今回試験導入した箇所は、西武鉄道の3路線(西武池袋線・西武新宿線・西武多摩湖線)の3駅。桜台第3バイク駐車場と東伏見駅南口第2駐輪場、青梅街道駅前駐輪場で、西武プロパティーズが沿線を中心に展開する駐車場・駐輪場サービス「西武スマイルパーク」内に設置する。西武鉄道の年間輸送人員は6億5865万人(2018年3月期)を数え、また沿線には広範な住宅地域が存在する。二次交通インフラとしてのシェアサイクルと、親和性の高い駅を多数有していることから今回の試験導入に至った。
また西武プロパティーズはOpenStreet協力の下、西武線沿線の各駅を中心にシェアサイクルを導入して、利用者の通勤・通学や生活利用などに要する移動手段のサポートと同地域での回遊性向上による駅周辺の賑わいづくりに繋げたいと考える。「HELLO CYCLING」が、ステーションの検索から自転車の利用予約、決済までを含めた一連の手続きをスマートフォンやパソコンで簡単に済ませることができる点も選定の要因になっており、西武線沿線の住環境の向上も実現するかたちだ。
今後は西武プロパティーズが管理する各種ビル・施設、また他の西武線沿線へシェアサイクル導入を検討していく。