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ヤマト 仙台に新物流ターミナル
2018.10.01 17:02
ヤマト運輸(東京都中央区)は、10月1日に新たに東北地域の中核施設として開所する「宮城物流ターミナル」に、東北支社と宮城主管支店を移転し、稼働を開始した。
同施設は、仕分け能力が従来比約1・5倍に拡大するため、宮城県内のみならず東北地域全体の荷物を集約することが可能となり、より効率的なネットワークを実現できる。クール宅急便の仕分け機能も約2倍に拡大し、新たに冷蔵・冷凍倉庫を併設することで、水産加工品や農産物などの保管・発送に柔軟に対応する。また、施設内に保育所やパウダールームを設置するなど、より働きやすい環境を整備している。
立地として、東北自動車道「泉」ICより約2・5km、各線の「仙台」駅から約10kmと交通アクセスに優れ、関東と東北・北海道を結ぶ中継・集約の拠点として最適な立地となっている。また、地震や水害の発生リスクが極めて低く、BCP(事業継続計画)の観点でも優れているという。
延床面積は3万8813㎡、規模はターミナル棟の事務所が地上4階、その他はすべて地上2階建てとなっている。