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住友不動産 「住友不動産八丁堀ビル」竣工 免震構造・無停電対応がポイント

2018.10.22 16:08

 住友不動産(東京都新宿区)は、16日に東京都中央区で開発を進めていた「住友不動産八丁堀ビル」が竣工したと発表した。
 鍛冶橋通りに面したオフィスエントランスは、オフィスワーカーやゲストを心地よく出迎える。車寄せスペースも確保し、VIP対応にも配慮している。1フロア面積は約680㎡・天井高は3mで、の整形無柱空間は効率的なレイアウトを実現し、働きやすい空間を創り出す。
 また、同ビルは、「免震構造」を採用、建物下部に免震装置を設け揺れを吸収する。建物に直接地震エネルギーを伝えにくくする構造とすることで、人命はもとより、家具等の転倒リスクも軽減する。地震の際はエレベーターを自動的に診断、EV機械室に設置した感知器が120ガル未満の揺れであれば、自動的に仮復旧運転するシステムも採用している。また、災害時の無停電対応として2重のバックアップ体制で停電リスクを回避し、働く人を守り、事業継続を支える。規模は地下1階建て、地上10階建て、延床面積は8633㎡。
 同ビルのアクセスは、都営地下鉄浅草線「宝町」駅から徒歩3分、JR京葉線・東京メトロ日比谷線「八丁堀」駅から徒歩4分、東京メトロ銀座線「京橋」駅から徒歩6分、各社線「東京」駅から徒歩10分となっている。




週刊不動産経営編集部  YouTube