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日立製作所/日立ビルシステム 多言語に対応 アプリ型コミュニケーションロボ
2018.10.22 14:38
日立グループの日立製作所(日立・東京都千代田区)と日立ビルシステム(東京都千代田区)は、17日にタブレットなどで多言語での受付・接客対応などを行うアプリ型のコミュニケーションロボット「EMIEW-TT(エミュー・ティーティー)」を開発したと発表した。今後、実証実験などを通じて早期の実用化を図り、商業施設などにおける人手不足や外国人対応などの課題解決に貢献していく。
両社はこれまで、駅や空港、商業施設、オフィスなど、さまざまな施設において、2016年4月に日立が開発した、コミュニケーションロボット「EMIEW3(エミュー・スリー)」と、リモートブレイン構成のロボットIT基盤を用いた受付・接客対応などの実証実験を行ってきた。実証実験を重ねていく中で、「EMIEW3」の特長である自律走行や多言語会話などの機能のうち、多言語会話による情報提供の機能に特化し、容易に設置・導入できるモデルを求める顧客も多くいたことから、タブレットなどで多言語での受付・接客対応などを行うアプリとして同製品を開発した。
両社は、人手不足や外国人対応などの課題を抱える商業・複合施設などを対象に、両製品を用いた実証実験を推進するとともに、さらなる機能強化を図り、都市空間におけるユーザーのさまざまな課題解決に貢献するスマートビルディングサービスを提供していくとしている。