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東急コミュニティー 「港区立郷土歴史観」の建物管理業務を受託

2018.11.05 16:41

アクティオと共同事業体を組成

 東急コミュニティー(東京都世田谷区)は、港区白金台に所在する「港区立郷土歴史館」の建物管理業務を指定管理者として受託し、今月1日の開館に合わせ管理を開始した。
 同施設は、東京大学安田講堂などで知られる建築家・内田祥三氏の設計で、1938年に旧公衆衛生院として竣工した。その後、港区が2009年に国から建物を取得し、重要な歴史資源として建物本来の姿を残す改修・保存方法により耐震補強やバリアフリー化などを含めた工事が実施された。同施設は自然や歴史、文化を通して港区を知る歴史郷土館や、がん在宅緩和ケア支援センター、子育て関連施設などを有する施設となっている。
 建物管理業務は同社とアクティオ(東京都目黒区)による「アクティオ・東急コミュニティー共同事業体」が行い、その中で東急コミュニティーは施設全体の建物管理業務を担い、設備管理や保安警備、清掃、植栽管理などを行う。 施設は港区の重要な歴史資源として位置付けられ、使用木材に応じた清掃や、湿度維持に向けた空調コントロールなど、慎重な管理が求められる。同社はこれまで多様な施設管理で蓄積してきたノウハウや実績を活用し、歴史ある建物の風合いや美観を保ち、施設利用者の満足に貢献できるよう適切な建物管理に努めるとしている。




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