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ドローン×AIで高齢者の健康確認 NTTコムウェア実証実験開始
2018.11.26 18:19
NTTコムウェア(東京都港区)は22日、「AI・ドローン・MR技術を活用した先進的なインフラ・メンテナンスサイクル革新に向けた取り組み」について新サービス紹介の記者発表会を行った。
新サービスのうち1件は、中山間地域の高齢者を含む住民支援・生活の質の向上を目的とする取り組みとして、島根県益田市においてドローンとAIを活用した実証実験を開始するというもの。4団体がドローンによる物資輸送を担い、NTTコムウェアが画像認識AIなどを提供し、安全な着陸・再離陸の支援、荷受け状況や荷物を受け取る住民の健康状態の確認をする。ドローンクリエイトがドローン運用技術者育成、ミツイワが全体システム管理をし、セベックがドローン運用や実際のフライト、JUAVACが実証実験の企画を担う。ほか、「ドローン/AI/MR技術を活用したメンテナンスサイクル革新に向けた取り組み」等が紹介された。また同日催された体験イベントも参加者で盛況。
代表取締役副社長の黒岩正人氏は、「NTTグループは通信事業からBtoBtoX事業への転換を図っていますが、その動きの中でビジネスインテグレーターとして、ビジネスとビジネスをデジタル技術でつなぐ、これが役割です。目指すのは多様なパートナーとの協創です。その営みにおけるNTTコムウェアの強味は、ビジネスの源泉となるデータを分析・活用するデータマネジメント技術、ビジネスを駆動させるアプリケーション開発技術等です。NTTアセットを活用したAI等の先進技術を組み合わせることで、お客様へ新たなビジネス価値を提供し続けてまいります」と語った。