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RAX Mt. Fuji 日本初不動産トークン化プロジェクト始動

2018.12.10 15:30

 RAX Mt. Fuji(東京都品川区)が、Metaps Plus(韓国ソウル)、VSbias(東京都港区)のサポートを受け、ブロックチェーン技術を用いて、日本で初の不動産トークン化プロジェクトを発信した。
 不動産事業を展開するRAX Mt. Fujiが日本初不動産トークン化プロジェクトのテスト運用を11月29日より開始した。
 同プロジェクトは同社の米国関連会社であるSamuraiX(米国のスタートアップ企業で、不動産ブロックチェーンプラットフォームを構築)とMetaps Plus(メタップスの韓国の子会社)が支援しており、同社はブロックチェーンテクノロジーを活用した開発支援という形でかかわっている。
 「RAX」はFUJIトークンを発行し、物件のフリーキャッシュフローライツをトークン保持者に与える。物件に関する書類、契約、経費、配当金、その他発生した関連情報はすべてブロックチェーンで確認可能で、不動産マーケットにブロックチェーンテクノロジーを適用する際の重要な要素である、透明性と信頼を提供する。
 FUJIトークンの第一号物件は、日本が世界に誇る眺望・富士山周辺を見渡せる河口湖近辺にあるゲストハウス。近年外国人観光客増加に伴い、河口湖近辺は人気観光スポットとなっている。
 昨年からVSbiasにより運営をされている物件だ。過去の運営実績を基にした予想年間実質利回りは10―15%となっている。




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