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代理店業務を務めるパートナー企業と施工店募集
2018.12.17 11:17
遮熱・UVカット・抗菌機能などを持つコーティング剤
この時期に「遮熱効果?」と侮ってはいけない。コーティング剤「エコガラスコート」は、暖かな空気を外に逃がさない効果も持つ。空調の省エネ対策に塗布して見ては如何か。
ヒロセ企画(東京都新宿区)は2016年に、東京メトロ「四谷三丁目」駅から徒歩4分の場所に保有する「新宿ヒロセビル」の窓ガラスに、遮熱効果のあるコーティング剤「エコガラスコート」を塗布し、ビルの省エネ化に成功している。
「エコガラスコート」は、岐阜県の大光テクニカルが開発した遮熱・UVカット・抗菌機能など様々な効果を発揮する窓ガラス用のコーティング剤。一般的な窓ガラスの遮熱方法である遮熱フィルムを貼る場合よりも工期は短く済み、経年劣化しにくい特長を持つ。施工方法はガラス内側上部からコーティング剤を流し込む「フロー工法」と、施工しやすい「スポンジ工法」の2つ。施工後は熱線や紫外線などをカットする均一で透明な皮膜が形成され、空気が皮膜の内側に入ることや四隅までしっかり形成されてないといった問題も発生しないため、導入者から評価も高い。
ヒロセ企画も「エコガラスコート」を高く評価する企業のひとつ。同社は東日本大震災の前後に東京都が実施するビルの省エネ診断を受診し、順次省エネ化が可能な部分への取り組みを開始した。主に照明のLED化や高効率空調機器の導入などを行ったが、窓ガラスへの取り組みとしては「エコガラスコート」を2011年の夏に採用及び塗布した。同製品を選んだ決め手には、空調費の削減に繋がることや遮熱フィルムに見られる窓の継ぎ目からの劣化がなかったこと。フィルムの施工費と大差がなかったことなど、様々な要因が挙げられる。
また「エコガラスコート」の採用は空調の更新にも好影響を与えた。ヒロセ企画は同時期にビルに設置された空調の更新を検討しており、業者へ高効率への見積りを依頼。「エコガラスコート」を施した後であったため同製品の遮熱効果が加わり、最新の空調に更新しなくとも出力が2ランク下の空調で間に合うという見積りが出た。その結果、同社は空調の更新費・日々の使用量・施工費なども削減。また実質、同製品を採用してから以前よりもビル全体で約20%の電気使用量の削減にも成功している。
代表取締役の廣瀨喜一郎氏は「当ビルは西向きに建っているため夏場の午後になると、窓ガラスやビル外壁の表面温度は50度近くまで上昇すると言われています。そのため、室内と室外の温度差から従来までは空調の消費量が激しく改善の必要がありました。『エコガラスコート』の塗布後は直射による熱さを感じることもなく、省エネ化も実現。更に当製品は室内の温度が外に逃げにくい効果を持つため、冬の時期は室内の温かい温度を保つことにも繋がり1年を通して空調費の削減に繋がりました」と同製品の性能に驚きを隠せない。また築年数が経過したビル・マンションなどの窓は複層ガラスの使用よりも単層ガラスを使用していることが多く、窓の省エネ化に取り掛かるにしても窓そのものを替えなければ効果が出にくいケースが多々見られる。もちろん、窓を替えるといっても施工費用は高額になるため、塗布するだけのほうがコストも安価で済むのが利点だ。
ヒロセ企画は大光テクニカルが製造する「エコガラスコート」の代理店を務めており、特に都心エリアでの普及・促進に注力している。それと共に、この代理店業務を務めるパートナー企業、また同製品の施工・普及に協力する施工店の募集・増加にも取り組んでいるとのこと。廣瀨氏は「塗布時に必要な材料と見積りや施工方法が簡単に把握できるトレーニングキットを事前に用意しますので、パートナー企業の契約を結んだ直後にでも普及・販売が可能です」と語る。まずは一度「エコガラスコート」を窓に塗布して、遮熱効果を体感しては如何か。