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「旧那古野小学校」ベンチャー拠点に 東和不動産などが活用事業進める

2019.01.08 15:06

 東和不動産(名古屋市中村区)、オープンエー(東京都中央区)、大成建設(東京都新宿区)、パソナ JOB HUB(東京都千代田区)、R-pro(名古屋市中区)、Tongaliプロジェクト(名古屋大、名古屋工大、豊橋技科大、三重大、岐阜大)の6者は、名古屋市が進めている「旧那古野(なごの)小学校活用事業」(名古屋市西区)にかかわる公募手続きにおいて契約候補事業者に選定され、12月25日付で名古屋市と基本協定を締結。このたび計画概要を公表した。
 事業コンセプトは、旧校舎を新たな産業・ベンチャーを育成する学校「なごのキャンパス」として再生するというもの。「ヒトを育て」「物・事を生み出し」「エリアの価値を高める」新たな拠点を創造していくという。
 ビジネスを「育て上げる学校」として新しい人材を輩出していく施設となることへの思いから、建物を「キャンパス」と位置付ける。地域にひらかれた教育場として、小学校として利用されていた時のように皆に愛されながら、那古野エリアから次の世代を育んでいく施設とする方針。
 事業としては、東和不動産が名古屋市から土地・建物を賃借し、リノベーションを実施した上で教室をオフィスとしてベンチャー企業を中心に賃貸する。入居企業には、ビジネスマッチングや専門家紹介などソフト面での支援も実施していくとしている。
  建物の面積は旧校舎・旧体育館を含めて1136坪。アクセスは、各線「名古屋」駅桜通口より徒歩8分となっている。




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