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ＤＧコミュニケーションズ／アイリッジ　不動産向け行動解析サービスを提供開始

2019.01.08 14:06

　デジタルガレージ（東京都渋谷区）の子会社で、不動産領域のマーケティング、ソリューション開発を行うＤＧコミュニケーションズ（東京都港区）は、アイリッジ（東京都港区）と連携して、新築分譲マンションデベロッパーを中心とした不動産業界向けに、位置情報データによる行動解析サービス「ジオリーチ」の提供を開始した。
　「ジオリーチ」は、アイリッジが２０１７年８月から提供する、ＩＤ発行数１億２０００万の位置情報連動型ソリューション「ｐｏｐｉｎｆｏ」内に保有するビッグデータと、広告配信事業者等のパートナー企業が保有するデータをベースに行動解析を行い、ユーザーの位置情報を利用したマーケティングやターゲティング広告を実現するサービス。新築分譲マンションデベロッパーは「ジオリーチ」を導入することで、「首都圏ターミナル駅勤務者の推定居住地」や「開発予定地半径１ｋｍ圏内に居住する生活者の行動エリア」などを分析し、実際の生活行動エリアや推定属性に対して販促ができるようになるため、従来よりも精緻で実効性のある施策が可能になる。
　より精緻な解析の実現のため、「居住地」、「勤務地」、「よく行く地域」、「趣味嗜好」などのデモグラフィック（人口統計学的）属性の推定や、「進学」、「結婚」、「住宅購入」などのライフイベント発生の推定まで分析メニューを強化しており、またそれらの分析結果をタイムリーに販促施策に利用できるよう、準リアルタイムでのデータ連携が可能となるシステム基盤も構築している。
　ＤＧコミュニケーションズは、不動産広告に５０年以上関わってきたマーケティングナレッジを最大限に活用して不動産業界に向けた窓口を担当する。国内外の新築分譲マンションデベロッパー各社へ「ジオリーチ」を提供し、マーケティング分析を支援するとともに提供領域を拡大するという。
　またＤＧコミュニケーションズとアイリッジは、ＤＧコミュニケーションズの保有する豊富な分譲マンションデータおよび不動産販促領域での知見と、アイリッジのジオリーチをはじめとしたソリューションやデータ分析ノウハウをかけ合わせ、今後さらに不動産業界における新たな価値を創出していくとしている。