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東急不動産の渋谷南平台プロジェクト 名称は「渋谷ソラスタ」に決定

2019.01.21 14:08

 東急不動産(東京都港区)が事業者として参画する「(仮称)南平台プロジェクト」のビル名称が、「渋谷ソラスタ(SHIBUYA SOLASTA)」に決定した。
 名称はSOLA(空)+SOLAR(太陽)+STAGE(ステージ)の造語で、「晴れやかな空の下で多彩なワーカーが活躍する舞台(ワークプレイス)となって欲しい」との意味を込めた。
 東急不動産は同プロジェクトを推進するために設立された道玄坂121(東京都渋谷区)の一員として事業をすすめている。
 ビル内には、東急不動産が都内で展開している会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート」の8店舗目となる「ビジネスエアポート渋谷南平台」が5月15日に開業予定。ビジネスエアポートの象徴でもあるシェアワークプレイス(コワーキングエリア)を吹き抜け部分に配置しており、多くの光を採り込む広いガラスファサードに面した開放的な空間で打ち合わせを行うことが可能。また、エリア特性を生かし、音楽など音が出る事業者にも対応可能な防音の部屋を2部屋用意した。
 内装デザインは渋谷らしさを生かし、ダイバーシティー・文化や人々が交錯するスクランブル交差点をテーマに、様々なマテリアルやパターン、カラーがランダムにぶつかり合うデザインとしている。多様な人々が集い、様々なワークスタイルが望まれるこの渋谷において、新たな働く場を提供する。
 最上階には、「爽やかな空の下で働く場所」として、屋上空間を活用したスカイテラスとラウンジを設置。加えてオフィスフロアの全ての階にテナント用のグリーンテラスを設け、オフィス環境に不足する緑や新鮮な空気を身近に感じてもらうことで、従業員のストレスの軽減や生産性の向上にも寄与する。
 4階には、東急不動産ホールディングスグループのインフィールド(東京都千代田区)が運営するコンファレンス「渋谷ソラスタコンファレンス」が、6月1日に開業予定。
 また新たにIoTを活用したソフトサービスの導入が予定されており、多様なワークスタイル実現のサポートをする。
 東急不動産の本社機能も8月を目途に同ビルに移転する予定。




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