週刊ビル経営・今週の注目記事
毎週月曜日更新
クラスコデザインスタジオ オリジナル壁紙の開発始動
2019.01.21 12:11
クラスコデザインスタジオ(石川県金沢市)は、個性豊かなオリジナル壁紙「DEZAKABE(デザカベ)」の開発をスタートした。
人口減少による供給過多で、賃貸住宅の空室は年々増加している。没個性の部屋では競合物件との価格競争に陥り、家賃が下落していく。それでも入居が決まらないことも多く、競合に負けないような特徴が必要になってきている。そこで、同社では一般的な壁紙にはない、個性的なオリジナルデザインの壁紙の開発に至った。
空室改善のために大規模なリノベーションを行なおうとすると多大な費用がかかるが、壁紙の貼り替えであれば費用を抑えながら独自性の高い物件を作り出すことが可能。モデルとして、同商品を空室に施工したところ家賃4000円アップで入居が決定した事例もあるという。
特徴としては、オーダーに合わせて1枚ずつプリントする形式で、一枚絵のようなデザインでも途中で切れることがない。既存の壁紙ではどの部屋でも使えるよう模様が繰り返しになっているものがほとんどであるが、同商品は専門デザイナーがデザインした他には無い個性的なオリジナルデザインで、ファッションのような選ぶ楽しみがある。
また、同商品は物件オーナーの空室改善、収益向上を実現し、入居者にアートと暮らすような楽しみを提供することができる。
不動産会社向けの商品パッケージの提供開始は2019年夏頃に予定している。