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森トラスト/ナーブ VR活用観光案内の実証実験開始
2019.01.28 16:23
森トラスト(東京都港区)は、ビジネス分野でVR(バーチャルリアリティ)の活用促進を進めるナーブ(東京都千代田区)とともに、森トラストグループが運営する観光インフォメーションセンター「TIC TOKYO」において、VR技術を用いた国内の観光案内の実証実験を21日より開始した。
実験では「TIC TOKYO」内に、VRシステム「どこでもストア」を、40インチのサイネージ型1台、タブレット型2台の合計3台を設置し、文字や写真だけでは伝わらない臨場感のある観光情報を、VR技術を用いて施設利用者に提供する。実験を通じて、VRによる周遊促進への効果、VRでの観光案内のニーズや満足度、利用者の利便性等について、森トラストグループとナーブが共同で分析・検証を行う。
「東京」駅日本橋口に隣接する「TIC TOKYO」は、日本政府観光局(JNTO)と東京都の認定を受けた国際観光情報施設。全国の地方自治体とともに多言語対応による日本全国の観光地を紹介する施設として、2009年6月に開設。2017年度には年間約46万人が来館している。
森トラストグループは政府の観光ビジョン「2030年に訪日外国人旅行者数6000万人」を見据えグローバル展開しているホテルチェーンとの連携等により、世界に向けた日本の魅力発信に取り組んでいる。現在、都心や全国主要リゾート地において23か所のホテル&リゾート施設を賃貸・運営。また19件の新規ホテルプロジェクトを進めている。
森トラストグループでは、ハード・ソフト両面において、旅前(たびまえ)、旅中(たびなか)の観光客に向けて多面的なアプローチを行い、周遊促進による地方創生につなげるとともに、日本の観光先進国の実現に貢献するとしている。