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「天神ビッグバン」第1号計画「(仮)天神ビジネスセンター」起工
2019.02.04 14:14
福岡地所(福岡市博多区)は1月29日、福岡市中央区天神で開発を進めていた「(仮)天神ビジネスセンター」を起工した。福岡市が主導する都市計画「天神ビッグバン」の第一号プロジェクトとして推進しており、2021年9月の竣工を目指している。
建築デザインは福岡県久留米市生まれの重松象平氏がらが担当。オフィスフロアは天神エリア最大級となる基準階貸床面積約2370㎡(約717坪)、総貸床1万坪超。世界で最も住みやすい都市といわれる福岡に、クリエイティブなグローバルトップ企業を誘致することを目指した開発になるという。
建物には福岡初の大規模免震構造を採用し、国内屈指のBCP性能とオフィススペックを計画。共用部には災害時の帰宅困難者一時受入スペースや防災備蓄倉庫を整備。天神地区の防災拠点としての役割も果たす。災害時のライフライン寸断には72時間対応のデュアルフューエル非常用発電機で備え、テナント専有部への電力供給、エレベーターや共用部照明の稼働、トイレの利用を可能としている。
外装は福岡にふさわしい遊びのあるデザインとし、高級ホテル並のインテリアやカフェエリアも備える。
建物の規模は地上19階地下2階。延床面積は6万1116㎡で、高さは地上89m。アクセスは、福岡市営地下鉄空港線「天神」駅直結で、同七隈線「天神南」駅や西鉄天神大牟田線「西鉄福岡(天神)」駅からも徒歩数分。