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ソフトバンク、竹芝に移転へ

2019.02.04 14:12

 東急不動産(東京都港区)は1月29日、東京都港区竹芝地区で進めている「(仮称)竹芝地区開発計画」で新築されるオフィスビルに、ソフトバンクグループが入居すると発表した。
 入居するのはグループ統括会社のソフトバンクグループ(東京都港区)と携帯事業会社のソフトバンク(東京都港区)で、2020年度中に現本社から移転する予定。移転の決め手はワークスタイルの変革とBCPの強化という。
 新オフィスはWeWork(米国ニューヨーク州)がデザインする。オープンイノベーションの創出を主眼に置いたワークスペースを展開するWeWorkが手掛けるオフィスで、生産性や従業員満足度のさらなる向上、対外発信の強化などに期待がかかる。
 今回の移転計画は東京都の「都市再生ステップアップ・プロジェクト」のひとつでもある。東急不動産は、国家戦略特別区域計画における整備方針に基づき、コンテンツ産業を核とした国際ビジネス拠点の形成を目的に高機能で新しいワークスタイルづくりを推進している。ビルは、ソフトバンクと東急不動産がAIやIoTを活用してビル内外の人流データや環境データを収集・解析し、快適な環境整備と効率的なビル管理に役立てるスマートビルのモデルケースとして構築する。




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