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つくば市が路面診断の実証実験 コミュニティバスが道路パトロール車にカメラ搭載
2019.02.18 18:08
茨城県つくば市が、路面の破損状況などをAIで自動検出する「道路路面診断システム」の実証実験を行う。実験を通して、地域の人がより安心して走行できる道路の整備を目指す。
市は道路のひび割れやアスファルト道路の表層がはがれて出来る丸い穴やへこみである「ポットホール」などの路面の破損状況を把握するため、毎日職員が道路パトロールを行ってきた。
実験では市の道路パトロール車やコミュニティバス「つくバス」に4Kビデオカメラを搭載して道路画像を収集し、ディープラーニング技術を活用した画像認識により破損個所を検出。修繕すべき個所の位置図、現場写真や状況を報告書として保管する。これらの作業を自動化することで、広範囲な市内道路の修繕個所に優先順位をつけることができるという。
実験には関東情報サービス(茨城県土浦市)、NTTコムウェア(東京都港区)が協力。道路パトロール車とつくバス各1台にカメラを搭載する。
実証実験期間は今月18日から4月30日まで。